EPISODE 01
「恥ずかしい」から「誇りたい」へ。町工場の魅力を伝える仕事に
家族や地元に反発していた中学生が、動画制作をきっかけに視点を変え、町工場の魅力発信を担う存在になっていった話です。

彼は中学生の頃、町工場で働く父親の仕事を「汚い」「安月給」「負け組」だと決めつけ、周囲の言葉に影響されながら、家族にも反発的な態度を取るようになりました。
やがて学校にも足が向かなくなり、家の中でも気持ちの置き場を失っていきました。
そんなとき、チアエイドに来て、動画編集を学びはじめました。
編集だけでなく、カメラの使い方や「どう撮れば伝わるのか」を少しずつ覚えるうちに、いつの間にか“撮ること”そのものに夢中になっていきました。

ある日、地元企業から「工場の様子を撮影してほしい」という依頼が入ります。
彼は機械の動きや職人の手元、仕事の空気感を丁寧に撮り、それを編集して一本の映像に仕上げました。
完成した動画は想像以上のクオリティで、社長はとても喜び、その後も何度も制作を依頼するようになります。

仕事を重ねる中で、彼は町工場の魅力そのものに惹かれていきました。
以前は見ようともしなかった父親の仕事に、今では専門的な質問を投げかけ、「もっと町工場の良さを伝えたい」と考えるようになっていったのです。

依頼主の社長は、彼がこれまで抱えていた背景や状況も理解した上で、正社員として迎える決断をしました。
今、彼は会社の魅力を発信する役割として活躍し、“伝える力”で地域の仕事の価値を広げています。








